医療法人前橋北病院

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医療コラム

ホエイペプチド配合流動食MEINの入院患者への有用性

医療法人 前橋北病院 薬剤部 山岡 和幸


【1.目的】
新しいImmuno-Nutritionとして期待されるホエイペプチド配合流動食MEINは抗炎症効果等の報告がされている。今回入院患者4名に対し、MEIN投与前後21日間でのCRP、WBC、Alb、TTR、BUN値の評価を行い有用性の検討をした。

【2.方法】
入院患者は男2名・女2名の平均年齢79.8+-11.9(平均値+-標準偏差)歳で、疾患はすべて肺炎である。調査に対し、抗生剤投与の影響は除外できる入院患者で、4名ともにメイバランスHPを経鼻経腸栄養により間歇投与し、以後MEINに変更し調査した。4名のMEIN1日使用量は平均で700ml(700kcal)、Harris-Benedict式より不足分のカロリーはPPN等で補充した。MEIN投与前後21日間で投与カロリーとたんぱく質量は統一した。

【3.結果】
MEIN投与21日後、CRP値は減少した(投与前1.7+-1.7mg/dl 投与後1.1+-1.1mg/dl)。WBC値も減少(投与前8825+-2519/μl 投与後8575+-3152/μl)。Alb値は測定できた3名で増加した(投与前3+-0.2mg/dl 投与後3.2+-0.2g/dl)。TTR値は測定ができた2名で増加した(投与前11.6+-0.3mg/dl 投与後15.8+-1.7mg/dl)。BUN値は測定ができた1名で減少した(投与前17.6mg/dl 投与後12.3mg/dl)。肝機能や腎機能には影響を及ぼさなかった。(値は平均値+-標準偏差)

【4.考察および結論】
MEINは炎症反応を低下させる可能性が示唆された。WBC値は減少傾向であり、Alb値とTTR値が増加したことによる栄養状態改善の可能性もある。改善理由としては、炎症反応低下による体たんぱく合成が進むことと、たんぱく質が乳酸発酵により低分子化されていて、ペプチドや遊離アミノ酸の量が増え、吸収されやすくなっていることが考えられる。BUN値の減少に関しては不明であり、今後、症例を重ねて解析等を進めて行きたい。

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