医療法人前橋北病院

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医療コラム

下痢に対してのシンバイオティクスの有用性と組み合わせについて

医療法人 前橋北病院 薬剤部 山岡 和幸


【目的】

プロバイオティクスとプレバイオティクスとの併用におけるシンバイオティクスは、有用性が報告されているが、組み合わせについての報告は少ない。今回、下痢患者においてプロバイオティクスのラックビー®微粒Nとプレバイオティクスの「B.G.S.POWDER」の組み合わせにより、下痢が改善するか検討したので報告する。なお、「B.G.S.POWDER」とは、エメンタールチーズを製造する際に利用するプロピオン酸菌を使って発酵させた乳由来の乳清発酵物であり、特に腸内のビフィズス菌の増殖を促進することが期待できるという。さらに、食物繊維も配合したパウダー状の食品であり、1日1本(1.5g)の摂取が推奨されている。

【方法】

患者は平成18年3月20日に重度の下痢のため入院となる。排便コントロールに難渋し、ラックビー®微粒Nを1日3gと「B.G.S.POWDER」を1日1本摂取させた。評価方法は、排便回数とBristol Stool Scaleである。また、倫理性において本研究は疫学研究に関する倫理指針に従っている。

【結果】

患者は76歳女性の気管支喘息患者であり、感染性腸炎の疑いで、抗生剤での治療が第1病日よりはじまる。第2病日より、下痢止めの塩酸ロペラミドを内服したいと患者本人より強い希望があり、内服。第5病日に患者本人より、便が出ないので下剤を飲みたいとの希望があり、ピコスルファートナトリウム液を内服。その後、1日排便回数が、入院当初の9回になる。第7病日に、ラックビー®微粒Nを1日3g内服開始。第13病日には、「B.G.S.POWDER」を1日1本摂取開始。第16病日になると下痢は改善し、1日排便回数は1回となった。Bristol Stool Scaleでの評価も良好であった。その後は、悪化することなく、退院となる。

【考察及び結論】

下痢患者には、ラックビー®微粒Nと「B.G.S.POWDER」摂取により、下痢が改善する可能性が示唆された。これからもっと症例数を増やし、検討していきたい。


第29回 日本静脈経腸栄養学会学術大会で発表

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