医療法人前橋北病院

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医療コラム

経鼻経管栄養使用の入院下痢患者に対して
濃厚流動食品ハイネイーゲル®の有用性について

医療法人 前橋北病院 薬局 山岡 和幸


【目的】

経鼻経管栄養使用の入院患者の下痢に関しては様々な要因が考えられるが、多くは濃厚流動食品の投与速度で対応できる。しかし、投与速度や他の要因を考慮しても改善しないケースもある。今回、ペクチンのゲル化メカニズムを応用した濃厚流動食品ハイネイーゲル®を、経鼻経管栄養使用の入院下痢患者2名で有用性を検討した。

【方法】

症例1と症例2の患者ともに入院中下痢になり、投与速度を遅くする等、下痢の改善を様々試みたが改善しないため、濃厚流動食品ハイネイーゲル®を使用。評価方法は、排便回数とBristol Stool Scale。また、本研究は疫学研究に関する倫理指針に従っている。

【結果】

症例1の患者は90歳女性の気管支喘息患者で、身長154cm、体重33.8kg。平成25年12月26日入院となり、初期から経鼻経管栄養を使用。第28病日より下痢となり、増悪と寛解を繰り返す。第70病日より、濃厚流動食品ハイネイーゲル®を使用。使用前1週間で1日平均排便回数3回が、使用後1週間で1日平均排便回数は1.4回。Bristol Stool Scaleはタイプ7からタイプ6へ改善し、その後、悪化はなし。症例2の患者は98歳女性のうっ血性心不全患者、身長151cm、体重46.7kg。平成25年9月26日入院。第120病日より経鼻経管栄養を開始。第129病日から下痢。第150病日からは濃厚流動食品ハイネイーゲル®を使用。使用前1週間で1日平均排便回数1.3回が、使用後1週間で1日平均排便回数は0.3回。下痢の回数は減り、患者のQOLが改善。Bristol Stool Scaleはタイプ7からタイプ6へ改善し、その後、悪化はなし。

【結果】

経鼻経管栄養使用の入院下痢患者に、濃厚流動食品ハイネイーゲル®を使用し、下痢が改善した。投与速度を遅くする等、下痢の改善を様々試みたが改善しない場合の有用性が期待される。今回はパイロットスタディのような位置付けだが、今後はもっと症例数を増やし、検討したい。


第30回日本静脈経腸栄養学会学術大会で発表

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