医療法人前橋北病院

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【診療科目】

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【診療時間】

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午後 14:00~17:30

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木曜午後、日曜、祝日

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休日 11:00~20:00

プラセンタ注射

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初回、再診どちらも1000円に
なります。

受付随時(予約なし)です。

医療コラム

胃瘻造設パーキンソン病患者の便秘症に対する
シンバイオティクス食品の有用性について

【目的】

便秘症の改善には、食物繊維や発酵乳の摂取等により腸の蠕動運動を促し、腸内環境を改善する事が重要である。しかし、高齢者は加齢による生理的機能低下や様々な疾患により便秘薬に頼らざるを得ない場合が多い。今回、シンバイオティクスの流動食で便秘症が改善しないにも関わらず、他のシンバイオティクス食品の追加で便秘症が薬を使わずに改善したという報告はないので検討した。

【方法】

患者は平成27年1月30日に入院となる。排便コントロールに難渋し、シンバイオティクスの流動食であるYHフローレを胃瘻から投与し、便秘症が改善しないため、シンバイオの力イオンドリンクを1日1本10g、胃瘻より注入させた。評価方法は、排便回数とBristol Stool Scaleである。

【結果】

患者は80歳男性の便秘症を伴う胃瘻造設パーキンソン病患者で、身長170cm、体重45kgである。第1病日よりハイネイーゲル®を胃瘻から摂取開始。第7病日より6日間で排便回数が1回のため、ハイネイーゲル®からYHフローレへ変更。その後、薬で排便コントロールを試みたが改善傾向が見られず。第28病日にシンバイオの力イオンドリンクを1日1本10g開始。第36病日より排便が、ほぼ毎日確認できるようになり、シンバイオの力イオンドリンク摂取前後21日間で、1日平均排便回数を比較すると0.43回から0.86回へ改善した。検討期間中の1日平均摂取カロリーは1200kcal。Bristol Stool Scaleでの評価も1から4へと良好であった。その後は悪化せず、便秘症は薬を使わずに改善し退院となる。

【考察及び結論】

便秘症患者にシンバイオティクスの流動食で便秘症が改善しないにも関わらず、他のシンバイオティクス食品の追加で便秘症が薬を使わずに改善する可能性が示唆された。これからもっと症例数を増やし、検討していきたい。

第31回日本静脈経腸栄養学会学術大会で発表

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